ネットショップと売上税(2)

昨今、インターネットを利用したネットショップでの販売が増えてきました。ここでは、インターネット上で商品を販売する場合の、一般的なセールスタックスの理解について、解説させていただきます。

発送元課税と発送先課税

米国の各州では、大きく分けて「発送元課税」と「発送先課税」の2つのルールがあります。これは、商品を配達し顧客に届ける場合のセールスタックスについて、販売者側の税率が適用されるのか、または、購入者側の税率が適用されるのか、とうことです。

商品を配達し顧客に届ける場合、セールスタックスの制度は大きく「発送元課税（Origin-Based）」と「発送先課税（Destination-Based）」を採用している州に分けることができます。

発送元課税の州

発送元課税を採用している州では、商品を販売する会社がある場所の税率が適用されます。例えば、その税率が6%であれば、同州内のどこに住んでいる顧客であっても均一の6%を徴収します。

当ルールを採用している州は以下のとおりです。

発送先課税の州

発送先課税を採用している州では、商品を発送する住所がある場所または最終的に使用される場所の税率が適用されます。

当ルールを採用している州は以下のとおりです。

カリフォルニア州

カリフォルニア州は上記に当てはまらない特別なルールがあります。こちらをご覧ください。

 ご注意

税法は各州で異なっております。上記は、一般的な理解に留めていただき、詳細は各州の会計士等専門家にご確認願います。